【再ブーム】KANA-BOON「シルエット」がストリーミングで急上昇｜ナルト主題歌がZ世代にも刺さる理由

■再生数が急増中！KANA-BOON「シルエット」とは？

2014年にリリースされたKANA-BOONの代表曲「シルエット」。
テレビアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のオープニングテーマとして知られ、
疾走感あふれるサウンドとまっすぐな歌詞で、今なお多くのファンに愛され続けている。

2025年に入ってから、SpotifyやYouTube Musicなどのストリーミングで再生数が再び急上昇。
一度はブームを終えた楽曲が、なぜ10年を経て再び注目を集めているのか。

今のブームの中心にあるのはTikTokのアニメソングリバイバル現象。
2025年、#ナルトや #NARUTO といったタグで、当時の名シーンを再編集した動画が多数投稿されている。
そのBGMとして最も多く使われているのが「シルエット」だ。

特にサビの

「走り出した僕の足音が〜」
の部分が映像と完璧にマッチし、“青春”“努力”“仲間”といったテーマで投稿が拡散。
Z世代にも「懐かしくも新しい」と響いている。

Spotifyのグローバルプレイリスト「Anime Now!」などで再びピックアップされたことも後押し。
海外のリアクション動画でも話題となり、英語圏のファンからは

“This song defined my childhood.”
“Still gives me goosebumps after all these years.”
といったコメントが殺到している。

ナルトという世界的人気アニメを通じ、KANA-BOONの音楽が国境を越えて再評価されているのだ。

2024年は『NARUTO』連載完結から10周年。
記念イベントやリマスター版アニメの配信が相次ぎ、主題歌も再注目される流れに。
YouTube公式MVのコメント欄には、
「当時を思い出してまた聴きに来た」
「何年経っても最高」
といったコメントが日々増えている。

ストリーミングサービスの普及により、世代を超えた楽曲の再発見が進んでいる。
かつて中高生だったナルト世代が今は30代となり、
新しい世代が“おすすめ曲”や“アニメ主題歌プレイリスト”経由で「シルエット」に出会う。
この自然な世代間リレーが、再生数急増の背景にある。

X（旧Twitter）でも「シルエット」再ブームの声が相次ぐ。

「今の10代がナルト見てシルエットにハマってるの熱い」
「イントロだけで当時の感情が戻る」
「海外の反応動画でまた泣いた」

音楽とアニメ、そして世代を超えた共感が融合している。

「シルエット」は、**“自分を信じて走り出す”**というメッセージを持つ普遍的なロックナンバー。
10年前にナルトと共に青春を過ごした世代が今大人になり、
新しい世代がSNSを通じてそのエネルギーに出会う——
そんな“世代のバトン”が、再生数という形で現れている。

これからも「シルエット」は、時代を越えて鳴り響く名曲であり続けるだろう。