🎉 RADWIMPS 20周年特集｜新アルバム『あにゅー』＆豪華トリビュート盤『Dear Jubilee』で祝う“今”

青春と哲学を鳴らし続けるバンドの軌跡と、仲間たちが贈る祝福。

🌏 RADWIMPS、メジャーデビュー20周年を迎える

2005年11月23日。
「25コ目の染色体」でメジャーデビューを果たした4人組バンド・RADWIMPS。
そこから20年の歳月が流れた2025年、彼らは今も第一線で音楽シーンを走り続けている。

結成は2001年、野田洋次郎（Vo/Gt）を中心に高校時代の仲間と組んだことから始まった。
メジャーデビュー当初はインディーズの勢いそのままに、
独自の言葉遊びと鋭い感性で“新しいJ-ROCK”を切り開いた。

代表曲「ふたりごと」「有心論」「オーダーメイド」などは、
10代〜20代のリアルな心情を描いた詩として支持を集め、
「言葉にできない感情を、音楽で伝えるバンド」として存在感を確立した。

それから20年。
いくつもの時代を越え、音楽の形が変わっても、
RADWIMPSは常に“自分たちの言葉”で世界を描き続けてきた。

RADWIMPSとの出会い

RADWIMPSとの出会いはちょうどタワーレコードで働いている頃だった。「RADWIMPS3』のアルバムは聞いていたが甘い声にぬるい歌詞であまり好きになれなかった。当時洋楽のロックばかり聴いていてこんなのは甘い！と思っていた。

ただ、『セツナレンサ』のシングルを聞いたときに衝撃を受けた。最初聞いたときにこれなんの洋楽の新譜？めちゃかっこええやんとなって聞いたらRADだった。え？あのRADなん？と。

よくよく調べてみるとメンバー全員がレッチリが好きとかいうエピソードも聞いて、なるほどなのでこのアプローチかと。

そしてそこからの『RADWIMP4~おかずのごはん〜』である。相変わらず青いなと思う歌詞は多いものも、音のアプローチがすごくよくなっていてアレンジも多岐にわたりあーこれは売れると思ったし底から自分もハマった。

🎬 映画音楽で世界へ──進化し続けるバンドの姿

RADWIMPSの名を全国区へと押し上げたのは、
2016年に公開された新海誠監督の映画『君の名は。』だ。

主題歌「前前前世」は社会現象となり、
映画とともに世界中で愛される日本のロックソングとなった。
その後も『天気の子』（2019）、『すずめの戸締まり』（2022）と、
3作連続で映画音楽を手がけ、
“日本映画と音楽の新しい関係”を築いた功績は計り知れない。

映画のサウンドトラックでは、
壮大なオーケストラと繊細なピアノ、
そして野田の語りかけるような歌声が共存。
“バンド＝ライブハウス”という枠を超え、
音楽で物語を描くアーティストへと進化した瞬間だった。

海外でも評価は高く、
『すずめの戸締まり』での主題歌「すずめ feat.十明」は
世界50カ国以上のSpotifyチャートにランクイン。
英語圏でのライブツアーも開催し、
いまやRADWIMPSは“世界で通用する日本のロックバンド”として確立された存在だ。

💿 新アルバム『あにゅー』に込めた再出発の想い

2025年10月8日にリリースされたニューアルバム『あにゅー（Anew）』。
タイトルに込められた意味は、“再び、新しく生まれる”。

メジャーデビュー20周年という節目に、
RADWIMPSがもう一度“音楽とは何か”を見つめ直した作品だ。

収録曲には、「賜物」「命題」「筆舌」など、
これまでの彼らの文脈を引き継ぎながらも、
より抽象的で哲学的なテーマが並ぶ。
野田洋次郎の歌詞は年々深みを増し、
人間の弱さ、愛、赦しといった普遍的な問いに正面から向き合っている。

音楽的にも挑戦的で、エレクトロや民族音楽の要素を大胆に取り入れながら、
RADWIMPSらしい“空間のあるサウンド”が全編に息づく。

アルバムを聴き終えたときに残るのは、
「過去を抱えながらも、もう一度立ち上がる」というメッセージ。
それはまさに、20年を生き抜いた彼らだからこそ鳴らせる音だ。

🎤 豪華アーティスト集結！トリビュート盤『Dear Jubilee』とは

そして、もうひとつの注目作が、
RADWIMPSの音楽に影響を受けたアーティストたちによる
トリビュートアルバム『Dear Jubilee – RADWIMPS TRIBUTE –』だ。

リリース日：2025年11月19日（水）
レーベル：EMI Records / UNIVERSAL MUSIC
収録曲数：全14曲（予定）

“Dear Jubilee（親愛なる祝祭）”というタイトルが示すように、
これはファンと仲間たちが共に祝う“RADWIMPSへの感謝”のアルバムだ。

現在第3弾まで発表されている。

その他、Vaundy、ヨルシカ、King Gnu、Aimer、緑黄色社会など、
同世代〜次世代のアーティストが参加すると噂されており、
まさに“今のJ-POPシーンが一堂に集う”作品となりそうだ。

カバーされる楽曲も「有心論」「前前前世」「オーダーメイド」など
時代を超えて愛される名曲ばかり。
それぞれのアーティストが、RADWIMPSから受け取った影響を
自分の音でどう表現するのか──注目が集まる。

🎸 20周年ツアー『RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR』

RADWIMPSは20周年を記念して、
全国9都市・17公演におよぶ大規模アリーナツアーを開催。

特に横浜アリーナ公演では、
BUMP OF CHICKEN、YOASOBI、Vaundyといった
現代の音楽シーンを代表するアーティストたちがゲストとして出演予定。

「世代を超えたバンド同士の共鳴」
「音楽で繋がる20年の輪」
それを象徴するライブになることは間違いない。

ツアーは2025年10月にスタートし、12月の大阪公演でファイナルを迎える。
このツアーで披露されるのは、新旧織り交ぜたセットリスト。
初期ファンも新しい世代も、一緒にRADWIMPSの“20年”を体感できる内容になるだろう。

🪩 編集後記：僕らが生きるこの瞬間にも、RADWIMPSの音はある

RADWIMPSの音楽は、いつも“僕らの日常の少し先”を鳴らしてきた。
思春期の焦燥も、大人になってからの孤独も、
そのすべてを包み込むように寄り添ってくれる。

20年という歳月は、バンドにとっても、ファンにとっても長い時間だ。
それでも、彼らの音が鳴り始めた瞬間、
あの頃の感情が鮮明によみがえる。

野田洋次郎がかつて言った言葉がある。

「音楽は、誰かの人生の風景の中に残るものだと思う。」

その言葉通り、RADWIMPSは20年間、
無数の人々の人生に“風景”を描いてきた。

これからも、きっとそうだろう。
『あにゅー』という再出発の音を鳴らしながら、
彼らはまた新しい物語を始めようとしている。

💬 あなたにとってのRADWIMPSは？

あなたが初めて聴いたRADWIMPSの曲は何ですか？
そして、トリビュート盤『Dear Jubilee』で、
どのアーティストにどの曲をカバーしてほしいですか？

コメント欄やSNSで、ぜひ教えてください。
20周年の祝祭は、ファン一人ひとりの思い出とともに続いていきます。