2025年9月に公開された劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が、全国で大ヒットしています。
公開からわずか3日で興行収入12億円を突破、週末動員ランキングではあの『鬼滅の刃 無限城編』を抑えて1位に。
SNSでも「泣いた」「作画がやばい」「音楽が最高すぎる」と話題になっています。
今回は、これをきっかけに初めてチェンソーマンを観る人に向けて、
「これまでのストーリー」と「アニメ・映画の主題歌」をわかりやすく紹介します!
チェンソーマンってどんな話?
まず、ざっくり世界観を説明しますね。
チェンソーマンは、藤本タツキさん原作のダーク・アクション漫画。
人間の“恐怖”が具現化した「悪魔(デビル)」が存在する世界で、人々は命を懸けて戦っています。
主人公のデンジは、貧乏で借金まみれの少年。
唯一の相棒は「チェーンソーの悪魔」ポチタ。
ある日、デンジは瀕死の状態でポチタと契約を結び、自分の心臓と引き換えに「チェンソーマン」として生まれ変わります。
胸のコードを引くと、頭と腕からチェーンソーが出て、悪魔と戦う姿に変身。
見た目は少しグロテスクですが、彼の願いはとても人間らしいんです。
「普通の生活がしたい」「恋がしたい」──そんなささやかな夢を追う姿が、読者や視聴者の心を掴んで離しません。
公安の仲間たちと、“マキマさん”という存在
デンジは、政府組織の「公安対魔特異4課」に所属し、他のデビルハンターたちと悪魔退治に挑みます。
その上司が、マキマさん。
彼女は美しく、頭が良く、どこかミステリアス。デンジは完全にマキマさんに惹かれていきます。
でもこの関係が、後々とんでもない方向に…。
マキマというキャラの存在は、チェンソーマンという物語の核といっても過言じゃありません。
TVアニメ版のここがすごかった!
2022年に放送されたTVアニメ『チェンソーマン』は、制作をMAPPAが担当。
アクション・作画・音楽、どれを取っても圧倒的なクオリティでした。
特に話題になったのが音楽演出。
オープニング曲は米津玄師の「KICK BACK」。
King Gnuの常田大希さんが共同アレンジしていて、疾走感と破壊力が最高にマッチしていました。
さらに、エンディングは毎話違うアーティスト!
Aimer、Eve、ずっと真夜中でいいのに。、女王蜂、Vaundyなど、超豪華ラインナップ。
「毎週どんな曲が来るの?」という楽しみ方もできたアニメでした。
映画『レゼ篇』はどんな内容?
映画は、アニメ1期の続きにあたるストーリー。
原作コミックス5〜6巻の「レゼ編」を描いています。
ある雨の日、デンジが電話ボックスで雨宿りしていると、そこに現れたのがレゼという少女。
笑顔が素敵で、どこか謎めいた雰囲気を持つ彼女に、デンジは次第に惹かれていきます。
でも、レゼには大きな“秘密”があって──
物語はやがて、愛と裏切り、そして激しい戦いへと進んでいきます。
レゼ篇は、デンジが「本当の幸せとは何か?」に向き合う物語。
恋愛要素も強く、シリーズの中でも特に切ないエピソードとしてファンから人気です。
映画の見どころポイント
- レゼの魅力と悲しさ
ただのヒロインじゃなく、“敵か味方か”の境界を揺らす存在。
レゼの表情ひとつひとつに、伏線が隠されています。 - 圧巻の作画とアクション
今回も制作はMAPPA。
雨のシーンや夜の戦闘描写など、光と影の表現がとにかく美しい。
IMAX上映ではチェンソーの音が体に響くレベルです。 - 音楽の力がすごい!
主題歌は、再び米津玄師による書き下ろし「IRIS OUT」。
そしてエンディングテーマは、なんと米津玄師 × 宇多田ヒカルのコラボ曲「JANE DOE」。
このエンド曲がまた泣ける…。映画を観た人の多くが「余韻がすごい」と語っています。
初めて観る人へのおすすめ順
映画だけでも楽しめますが、できればアニメ1期を観てからの方が感動倍増です。
時間がない人は、原作コミックスの1〜5巻を読んでおくと理解しやすいですよ。
まとめ
『チェンソーマン レゼ篇』は、アクションだけじゃなく、“人を好きになること”“誰かを守ること”の意味を問う物語。
血と涙と愛が入り混じった、チェンソーマンらしい切なさが詰まっています。
まだ観てない人も、アニメを見返してから映画館へ行くのもおすすめ。
エンドロールを最後まで観たとき、きっとデンジとレゼの物語が胸に残るはずです。
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